前立腺肥大症とは?

2014-01-30 01:39:10

■ どんな病気?
前立線肥大症は、泌尿器科のもっともポピュラーな病気です。しかしながら前立線の位置、症状共に、よくわからない方が多いのが現状ではないでしょうか?前立腺は図のように膀胱の真下にあり、その中を尿道が通っています。前立線液を分泌し精子が卵子に到達するのを手助けします。肥大の原因は不明ですが40歳代半ばより小さくなるグル―プと大きくなるグループに分かれ、その大きくなるグループが前立線肥大症です。
 
前立線が大きくなると膀胱と尿道が圧迫されます。その結果、頻尿・残尿感、自律神経が興奮し、精神的に不安定な状態になります。50歳以上の男性で表のような症状ある方は前立線肥大症が強く疑われます。父親・兄弟といった近親者が前立線肥大症の場合、肥大症になる危険度は高いといわれています。


■ 診断法は?
診断は、まずは検尿・問診・直腸診(肛門から指を挿入し前立線を触る)などです。治療方法は漢方薬やホルモン剤を含む薬、効果が出ないと内視鏡での手術があります。とはいえ、「予防に勝る治療無し」、定期健診をおすすめいたします。

少しでも不安があれば、まずは相談から泌尿器科の扉をノックしてください。あなたに合った無理のない治療方法を一緒にみつけましょう。前立線ガンの有無も確認できますよ。

マイタウン奈良掲載コラム